デジタルマーケティングの担当者を選ぶ時、こんな勘違いをしていませんか?
会社やお店でインターネットを活用した集客に取り組みたいと思ったら、まずは何をすればいいのでしょうか?
まずは、担当者を決める必要がありますよね?
では、担当者はどんな人が適任なのでしょうか?
今回はデジタルマーケティングを選ぶ際の注意点について、お話していきます。
多くの人がやってしまいがちな間違いからお伝えします。
それは、インターネットに詳しい人を選んでしまうということです。
一般的に、インターネットに慣れている新入社員などの若手を社内のデジタルマーケティングの担当者に据えて、外部の広告代理店や制作会社の窓口にする会社が多いのですが、これは得策ではありません。
なぜなら、デジタルマーケティングを行う上で最も重要なことは、
まずはじめに、下記の3つを明確にして行くことにあるからです。
・1.誰に(お客さんは誰か?)
・2.何を(他社に比べて、お客さんにどんな価値を提供できるのか?)
・3.どうやって(どの媒体を使うのか?)
3について詳しい人は、外部に溢れるほど存在します。
一方で、1と2を明確にするためには、
・商品・サービスに詳しい人
・業界の動向に詳しい人
・お客さんに詳しい人
が必要になります。
そして、その人材はある程度のビジネス経験のある社内の人材が適任であることは言うまでもありません。
「うちのお客さんはこういう人です」
「自社商品と他社商品の違いはこれです」
「業界のトレンドは今、こうなっています」
など業界にいなければ分からない知識や情報を広告代理店や制作会社など、外部の協力者に正しく伝えることができてはじめて、外部の協力者もそれに合わせた提案ができるようになります。
それがないままに外部の協力者に全部丸投げしてしまうと、外部の協力者は市場調査から始めなければならないため、時間も労力もコストもかかってきてしまいます。
したがって、社内のデジタルマーケティングの担当者として適任な人材はインターネットに詳しい人よりも、商品・サービス、そして顧客について詳しい知識を持っている社長、店長、営業担当者などが適任です。
デジタルマーケティングは、自社のことに詳しい人とデジタルマーケティングの各種施策に詳しい人が協力することができてはじめて、効果的かつ効率的に進めることができるのです。