【オススメ本】やさしいSNSマーケティングの教科書
どんな本?
この本の凄いところは、これまで2700人にSNS集客を指導してきた著者の知見が凝縮されている点にあります。
再現性の高いSNS集客のノウハウとしてまとまっているので、きっとパチンコ業界でも活かせる点はたくさんあると思います。
とりわけ興味深いポイントが2つあります。
1つ目は、集客の核はコンセプトにあるということ。
コンセプトをSNSで打ち出すことで、自分の商品・サービスが提供できる価値が伝わりやすくなると言っています。
SNSを集客に使う時、真っ先にFacebook、Instagram、Twitter、LINEなどの機能面に目が向きがちですが、まずはコンセプト、つまり、誰に何をどうやって伝えるのかを明確にすることが大事。
そして、コンセプトを作る際には、AmazonレビューやYahoo!知恵袋のような質問サイトを使い、自社商品・サービスのターゲット顧客の悩みを30個収集するのが効果的だということです。
確かに、ひとりよがりの思いつきのようなアイディアではなく、市場にいる人たちの生身の悩みを知ることで、顧客の悩みを解決し、価値を感じてもらえるコンセプトを考案できるというのは理にかなっていると思います。
2つ目は、もっと具体的で、著者が編み出したSNS集客の一連の流れにあります。
Twitter、Instagram、YouTubeで見込み客を集め、特に関心の高い見込み客をLINE公式アカウントに誘導する。そしてLINE公式アカウントでは、一斉送信のメッセージやタイムラインで、情報発信し続ける。
配信内容の7割はビジネス関連のお役立ち情報とし、残り3割はプライベートな内容にせよという著者の具体的なアドバイスは、2700人を指導してきた実体験に裏打ちされていると感じました。人によっては抵抗感はあるかもしれませんが、プライベートを開示し、人となりを表現することで、信頼感が醸成され、商品・サービスを買う際の不安が薄れるのだそうです。
この本は、SNS初心者にとって、教科書として使える一冊になると思います。そして、今までSNS運用をしてきた方にとっても、新たな発見が詰まった一冊となっています。
これから店舗のマーケティングにSNSを活用してみたいと思っている人には、強くおすすめしたい一冊です。
誰が書いたの?
喜多野修次(きたの しゅうじ)
株式会社SYK代表取締役社長。
この本のポイントは?
- SNSはしっかりと使い分けをすること
Twitter、Instagram、YouTubeで見込み客を集め、特に関心の高い見込み客をLINE公式アカウントに誘導することが効果的 - SNSを使う前にまず、やるべきことは「コンセプト」作り
いくらSNSを使ったとしても、そこで発信するメッセージが誰かの悩みを解決したり、願望を満たす手伝いができるような価値あるものでないと意味がない。具体的に、「○○で悩んでいる人の○○を○○によって解決できる専門家」という形で考えてみて、あなたが提供できる価値を分かりやすく、シンプルに伝えよう。 - 見込み客と信頼関係が構築できてから、セールスをする
初めてデートをした人にプロポーズすれば、かなり高い確率で断られることと同じで、ビジネスにも信頼関係を構築するためのプロセスが存在する。すぐにセールスしようとするのではなく、SNSを使って信頼関係を築いてから、適度なタイミングでセールスをしよう
まとめ
ICT総研によると2020年度の日本のSNS利用者は7,975万人(普及率80%)にもなり、2022年末には8,241万人へ拡大すると予想されています。
このSNSの波をプラスに変えるのか、驚異として飲み込まれるのかはあなた次第です。
まずは一度、この本を読んで見ることをオススメします。
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